縁起物の置物は、古くから日本文化に根ざし、幸福や繁栄、長寿などの願いを込めて贈られる特別な贈り物です。
結婚式の引き出物やお正月の飾り物としても親しまれ、贈る相手の幸せを願う心が込められています。
本記事では、縁起物の意味や種類、贈り物としての選び方、そして「百年木材」を用いたおすすめの縁起物をご紹介します。
縁起物とは
縁起物とは、幸福や繁栄、長寿、家内安全など、人生におけるさまざまな願いを込めて贈られる伝統的な品物です。
日本文化の中で古くから大切にされており、結婚式やお正月、開業祝いなど、特別な節目やお祝いの場で選ばれることが多いです。
飾るだけでなく、縁起を担いで日常生活の中に取り入れられることもあり、世代を超えて親しまれています。
「縁起物」と結婚式の「引き出物」の違い
「縁起物」と「引き出物」は、いずれも祝いの場で贈られる品ですが、その目的や贈るタイミングが異なります。縁起物は、幸福や繁栄、長寿などを願って贈る伝統的な品物で、結婚式や新年など様々な祝いの場で用いられます。
一方、引き出物は、結婚式に出席してくれたゲストへの感謝の印として贈る品です。カタログギフトや菓子などがあり、通常は式当日に手渡されます。
つまり、縁起物は幸福や開運などの願いを込めた品物であり、引き出物は結婚式の出席者へのお礼としての贈り物です。
しかし結婚式の引出物のなかに、縁起物が含まれる場合もあります。夫婦円満を象徴する鰹節や喜びや繁栄をあらわす昆布、木の年輪に見えるバウムクーヘンなどが人気です。
正月の縁起物とは
お正月の縁起物には、豊作や家内安全、繁栄の願いが込められています。
たとえば、玄関などに飾るしめ縄は邪気を払い、門松は新年に歳神様が宿る依り代とされ、家の前に飾ることで福を招いて新年の幸福を願う意味があります。
また、歳神様へのお供え物として飾る鏡餅は、餅は長寿を、そして橙は代々続く繁栄を表しています。
干支の置物も人気で、その年の干支を飾ることで幸運を呼び込むとされています。正月の縁起物は、日本文化の中で新年を清々しく迎えるための大切な伝統です。
神社の縁起物とは
神社の縁起物には、破魔矢や熊手、御札、絵馬などがあり、家内安全、商売繁盛、魔除け、学業成就などの願いが込められています。破魔矢は邪気を払う矢としてお正月に授与され、熊手は福をかき集める道具として酉の市で親しまれています。
御札は神棚に祀り、家庭や事業の平安を願います。絵馬は参拝者の願いを神に届ける手段として奉納され、伝統文化の中で大切な役割を果たしています。神社で授与されるこれらの縁起物は、古くから日本人の信仰と生活に深く根ざし、参拝者の心の支えや希望となり続けています。
縁起物の置物に込められた意味・願い
縁起物の置物には、長寿や繁栄、家庭の安泰などさまざまな願いが込められています。相手の幸せを願い祈る心遣いは、日本の贈り物文化の根幹です。
置物は目に見える形でその想いを伝え、特別な日や節目の贈り物として重宝されています。縁起物の置物として定番の品物にはどのような意味や願いがあるのか見ていきましょう。
招き猫
招き猫は、前足を挙げて福を招くとされる日本の伝統的な縁起物です。挙げている手によって招く福の種類が異なります。右手を挙げた招き猫は金運や幸運を招くとされ、家庭や職場での金運上昇を願う際に用いられます。
一方、左手を挙げた招き猫は人を招き、商売繁盛や良縁をもたらすとされています。特に飲食店やサービス業の店舗では、左手を挙げた招き猫が顧客を引き寄せる象徴として入り口や店内に飾られることが多いです。
両手を挙げた招き猫も存在し、金運と人脈の両方を招くとされていますが、「お手上げ」のポーズに見えることから、避ける人もいます。
招き猫の色やデザインも多様で、白は開運、黒は魔除け、赤は病除け、金は金運、ピンクは恋愛運など、それぞれ異なるご利益があるとされています。
このように、招き猫は手の挙げ方や色によって異なる意味を持ち、飾る場所や目的に応じて選ぶことで、より効果的に福を招くと信じられています。
だるま
だるまは、禅宗の開祖である達磨大師を象った縁起物で、倒れても起き上がる姿から不屈の精神を象徴しています。目入れの習慣は、願掛けの際に左目（向かって右側）を塗り、願いが叶ったら右目（向かって左側）を入れるというものです。
この目入れには、心の目を開く「開眼」や魂を込める「入魂」の意味が込められています。だるまは、家内安全や商売繁盛などの願いを託す縁起物として、古くから親しまれています。
干支
干支の動物には、独自の特徴から意味が込められています。
例えば、子（ねずみ）は子沢山であることから子孫繁栄を象徴し、大黒天の使いともいわれています。丑（うし）の字には「つかむ」という意味があり、忍耐と努力の象徴です。
寅（とら）は勇ましさと強さを象徴し、邪気を払う霊獣とされ張り子（はりこ）の虎は有名な縁起物です。卯（うさぎ）は安全と平和を象徴し、跳躍力に優れることから飛躍などの意味も。
辰（たつ）は空想上の「龍」で中国では権力を象徴し、天に昇る姿から運気情報や発展もあらわします。巳（へび）は知恵と再生を象徴し、金運に恵まれるとされます。
午（うま）は健康や豊作を象徴し、幸運が駆け込んでくるといわれています。未（ひつじ）は優しさと協調性を象徴し、穏やかで平和な年を過ごせるという言い伝えも。
申（さる）は知恵があり賢者の象徴とされ、「魔が去る」から厄除け・開運の意味も。酉（とり）はニワトリを指し、商売繁盛の象徴とされています。戌（いぬ）は忠誠と信頼を象徴し、吠えることから魔除けの意味も。亥（いのしし）は、無病息災や猪突猛進な性質から勇気や冒険心の象徴とされています。
これらの干支は、年賀状や占いなど日本文化の中で広く親しまれています。
贈り物に最適な縁起物の選び方
贈り物として縁起物の置物を選ぶ際には、相手の幸運や繁栄を願う気持ちを込めることが大切です。縁起物にはさまざまな種類があり、それぞれ異なる意味や象徴を持っています。贈る相手の状況や願いに合わせて適切な縁起物を選ぶことで、より喜ばれる贈り物となるでしょう。
前向きな気持ちになるもの
贈り物には、受け取った方が前向きな気持ちになれるアイテムがおすすめです。例えば、縁起の良いモチーフをあしらった置物やアクセサリーなどがあります。
特に、鶴や亀、松竹梅などは長寿や繁栄を象徴し、古くから縁起物として親しまれています。これらのアイテムは、見るたびに心が明るくなり、前向きな気持ちをもたらしてくれるでしょう。
長く愛用してもらえるもの
長く使ってもらえる贈り物は、贈る側の気持ちが伝わりやすいです。例えば、質の高い日用品や工芸品は、日常生活で長く活躍し、相手の生活に寄り添うアイテムとなります。
特に、伝統的な技術で作られた器や家具などは、使うほどに味わいが増し、長く愛用してもらえるでしょう。これらの品は、贈られた方の日々の暮らしを豊かにし、贈る側の思いを長く伝えることができます。
贈る側の想いが伝わるもの
贈る側の気持ちやメッセージが伝わるアイテムも喜ばれます。例えば、オリジナルのメッセージを刻んだアイテムや、手作りの品などは、特別感があり、相手に感謝や思いを伝えることができます。
特に、名前や日付を入れた記念品や、手作りのアクセサリーなどは、世界に一つだけの贈り物として、受け取った方に深い感動を与えるでしょう。これらのアイテムは、贈る側の真心が伝わり、特別な思い出となるはずです。
これらのポイントを参考に、相手の喜ぶ顔を思い浮かべながら、心のこもった縁起物を選んでみてください。
縁起物の贈り物に最適！「百年木材」
贈り物を選ぶ際には、相手の幸運や幸福を願う縁起物が喜ばれます。特に「百年木材」は、樹齢100年以上の国産材を使用した製品で、長寿や繁栄を象徴する贈り物として最適です。
その美しい木目と高い耐久性は、贈る側の想いを長く伝えることができるでしょう。
長寿のお祝いに
長寿のお祝いには、百年木材の製品が特に喜ばれます。樹齢100年以上の木材を使用しているため、「百年」という長い年月が重なり、受け取る方の健康と長寿を願う気持ちを込めることができます。
還暦祝や喜寿などの節目に、百年木材の一輪挿しやかがみ餅などのインテリアや、高品質なまな板などはいかがでしょうか。
日常生活で長く愛用できるため、贈られた方の生活に寄り添い、長寿のお祝いにふさわしい贈り物となるでしょう。
開店祝いや周年記念に
新たにお店を開く際や周年記念のお祝いには、百年木材の製品が縁起物として最適です。「百年続く」という願いを込めて、樹齢100年以上の木材を使用したアイテムを贈ることで、店舗の繁栄と長続きすることを祈る気持ちを伝えられます。
グロースリングでは、飲食店の開店祝いにおすすめの贈り物として、百年木材の製品が紹介されています。 これらの製品は、店舗の雰囲気を高めるだけでなく、実用性も兼ね備えており、オーナー様にも喜ばれることでしょう。
百年木材の製品は、その高い品質と美しいデザインで、特別な贈り物として選ばれています。
大切な方への贈り物に、ぜひ百年木材のアイテムをご検討ください。
「百年木材」で想いをカタチに
贈り物を選ぶ際には、相手の幸運や繁栄を願う「百年木材」の製品が最適です。樹齢100年以上の国産木材を使用したこれらのアイテムは、美しい木目と高い耐久性を備え、特別な贈り物として喜ばれます。長寿のお祝いには、百年の歴史を持つ木材が相手の健康と長寿を象徴し、開店祝いや周年記念には「百年続く」という願いを込めることができます。
これらの贈り物は、相手の喜ぶ顔を思い浮かべながら選ぶことで、より一層心のこもったプレゼントとなるでしょう。