2025年に古希(こき)を迎えるのは、満年齢で1955年(昭和30年)生まれ、または数え年で1956年(昭和31年)生まれの方々です。
古希祝いは「人生七十古来稀なり」という言葉に由来し、70歳という長寿を迎えた方へ感謝や祝福の気持ちを伝える大切な節目です。このお祝いのテーマカラーである「紫」には、気品や尊敬の意味も込められています。そんな特別な節目に贈る品として、注目されているのが木のぬくもりが伝わる木製ギフト。
自然素材の優しい手触りと高い実用性が、日常を豊かに彩り、長く使える贈り物として多くの人に選ばれています。
古希祝いとは?節目ぴったりのプレゼントの選び方
ここでは、古希祝いとはどのようなお祝いで、プレゼントはどのように選べばいいのかを紹介します。
古希とは?2025年の対象者はいつ生まれ?

古希(こき)は、70歳を祝う長寿祝いで、中国の詩人・杜甫(とほ)の「人生七十古来稀なり」という詩句に由来します。この言葉には「70年生きることが珍しい」という意味が込められ、現在も人生の大きな区切りとして尊ばれています。
お祝いの年齢は、数え年(生まれた年を1歳と数える)でも満年齢(誕生日で歳を重ねる)でも構いません。2025年に古希を迎える方は、満年齢では1955年(昭和30年)生まれ、数え年で祝うなら1956年(昭和31年)生まれです。
古希祝いのテーマカラーは「紫」。古代中国や日本の律令時代には、紫は皇族や高位僧にのみ許された高貴な色でした。紫を使うことで、長寿を迎えた方への敬意と健康への願いを表現できます。また、紫には心身を癒やす効果があるとされ、長寿祝いにふさわしい色とされています。
プレゼントに込める想いと選び方のポイント
古希祝いの贈り物は、健康で長生きしてほしいという願いとともに、感謝の気持ちを伝えたいものです。特に近年は70歳でも現役で仕事をしていたり、趣味や旅行を楽しんでいるアクティブな方が増えているため、実用性の高いアイテムも選ばれる傾向にあります。
例えば、毎日使える木製の商品であれば、実用的でありながら記念品としての価値も兼ね備えています。肌触りが優しく温かみのある木の素材は、贈る相手に安心感や親しみを感じさせるでしょう。
相手の趣味やライフスタイルに合わせて選ぶことも大切です。料理が好きな方には木製まな板、読書好きには木製ブックスタンドなど、使う場面を想像しながら選ぶことで「自分のことを考えてくれた」と感じてもらえます。
また、長く使える丈夫な素材や飽きのこないデザインを選べば、年月を重ねても愛用してもらえる贈り物になるでしょう。
古希祝いのプレゼント|人気アイテムの傾向

古希祝いに選ばれる贈り物には、紫色のアイテムや縁起物、実用性を兼ね備えた名入れ雑貨、体験型ギフトなど多様な傾向があります。相手を尊ぶ気持ちと日々の喜びを意識すれば、思い出深い贈り物になるでしょう。
父(男性)に贈る場合

父親への古希祝いには、実用性と記念性を兼ね備えた贈り物が人気です。例えば、普段使う場面も多い万年筆やペンケースは、高級感と使い心地にこだわって選ぶとよいでしょう。
日常で使えるタンブラーやグラスなどの食器は、使うたびに「贈った側の気持ち」を感じてもらえるかもしれません。そのほか保温保冷機能付きの真空断熱タイプなども人気です。
また、木箱入りの湯飲みや茶碗は落ち着いた風合いで、名入れメッセージを添えれば特別感が高まります。高品質な木製まな板や酒器も、健康と長寿を願うギフトとしてふさわしく、末長く使えるため喜ばれます。
さらに、紫色がアクセントになったポロシャツや帽子、ストールといったファッション雑貨は、日常に取り入れやすい紫のテーマカラーで祝いの気持ちを演出できるでしょう。
このように、父親へのプレゼント選びでは「使える贈り物」に「名入れや紫」「木や天然素材」「健康や長寿への思い」を組み合わせることが、心温まる古希祝いにつながります。
母(女性)に贈る場合

母親への古希祝いは、日常で使えて長持ちし、見た目にも気品があるプレゼントが好まれます。特に「紫」を取り入れたアイテムや名入れ可能な雑貨は、感謝と尊敬の気持ちをしっかりと伝えられるギフトです。
まず、紫系カシミヤストールは軽くて暖かく肌触りもなめらか。外出時の防寒から室内のひざ掛けまで幅広く使えるので、実用的で華やかさも兼ね備えた贈り物になります。
名入れ湯呑みやマグカップは、富士山や紫をあしらったデザインが多く、どちらも普段使いと記念性を兼備。毎日使う食器に名前やメッセージがあると、自然と感謝の気持ちが伝わります。
さらに、漆塗りのお箸は丈夫で上品、伝統工芸品としての価値もあり、毎日の食卓に彩りを添える実用品として喜ばれます。
また、紫色入りのインテリア雑貨―例えばプリザーブドフラワーやフォトフレームは、おしゃれさと癒しを兼ね備えつつ置くだけで気分を明るくします。
どのアイテムも、使いやすさを重視する点が母親向け選びの肝です。
木の温もりが伝わる銘木を使った贈り物の魅力
樹木の年輪は年月の記録であり、その積み重ねは長寿を象徴します。銘木を使った贈り物は、使うほどに変化する木目とともに、受け取った方の人生と重なり、味わい深さが増していく点が魅力です。
特に百年以上の樹齢を持つ「百年木材」は、長寿や繁栄、厄除けを願う縁起物として人気です。
また、製品ごとに異なる年輪は「世界にひとつだけ」の証。贈り物に唯一無二の価値を与え、特別な思い出として心に残ります。さらに、木材は柔らかな質感と温もりがあり、家具や雑貨として生活に溶け込みやすいため、日常使いしながら節目の日を感じてもらえるでしょう。
例えば、百年木材の鏡餅やまな板、年輪時計などは、利用シーンを問わず飾ったり使ったりでき、木の経年変化を感じながら、古希を祝う気持ちを日々に寄り添わせることができます。
古希祝いにおすすめの銘木雑貨3選【名入れOK】

今の70代は活動的で、趣味や日常の中で喜びを感じる方も多いことでしょう。
実用性のある木製雑貨は、使うほどに愛着がわき、「毎日使える古希祝い」として非常に人気です。
名入れで特別感をプラスすれば、記念にもなり心に響く贈り物になります。
鏡餅

伝統的なお正月の縁起物「鏡餅」。大小2段の餅とその上に橙(だいだい)を飾るもので、歳神様への感謝や家族の繁栄を願う意味があります。木の温もりと職人技で再現した木製の鏡餅は、古希祝いにも最適。木製であれば本物の餅と違い長く使え、毎年正月に飾るたびに、節目を思い出す特別なアイテムとなります。
国産のヒノキでつくられた鏡餅は、木目や香りの変化も楽しめ、インテリアとしても映える逸品です。また、名入れや桐箱入りの仕様にすれば、記念性が高まり、古希という一生に一度の節目にふさわしさが増します。木の鏡餅は、日本の伝統を体現しつつ、長く愛で続けられる贈り物です。

折敷

折敷(おしき)は檜や欅(けやき)などの木製で作られる、縁付きの平らなトレーです。懐石料理や神具として使われてきた伝統的な器で、現在は食卓を格上げする高級雑貨として注目されています。
折敷の上に湯呑みやスイーツ、お菓子を丁寧に並べるだけで、日常のひとときが特別な時間に変わります。樹齢100年以上の銘木でつくられた折敷なら、木の温もりとともに高級感も演出できます。
また、名入れや細かな木目の違いが際立つ一点ものを選ぶと、古希という節目にふさわしい洗練された記念品になります。毎日の食卓で使われる中で、使い手の日常に自然と寄り添い、心豊かな時間を演出する優れた贈り物といえるでしょう。
まな板

木製まな板は、毎日の料理と共に使うほど味わいが深まり、古希祝いにぴったりの実用ギフトです。銘木で作られるまな板は、手触りの滑らかさや木の香りが特徴で、包丁の刃当たりにも優れています。
乾燥が行き届いた国産檜の一枚板のまな板は、耐久性も高く長く安心して使えます。名入れにも対応しており、贈る相手の名前や記念日を刻めば、世界に一つだけの特別なプレゼントになるでしょう。
毎日使うたびに「ありがとう」の気持ちが伝わります。木の香りと温もりがキッチンを和ませるこの一品は、実用性と記念性を兼ね備えた古希祝いに相応しいギフトです。

まとめ|古希のプレゼントは想いが伝わる品を

70歳という古希は、これまでの歩みを労い、日々の健康とこれからの活力を願う大切な機会です。贈り物には、感謝とこれからも元気でいてほしいという気持ちをしっかりと込めたいものです。
木のぬくもりを感じる名入れ可能な銘木を使ったアイテムは、暮らしの中にやさしく溶け込み、使い手が手に取るたびに、「お祝いの気持ち」を思い出させてくれるでしょう。
人生の節目に贈る古希祝いは、気持ちに「実」と「心」の両方を込めることで、贈られた方にとって忘れられない想い出となります。木の雑貨は、その願いや感謝を、毎日そっと伝え続ける存在となるはずです。
樹齢100年以上の銘木を使った木製ギフト、「これからも100歳まで元気でいてね」という気持ちを込めて、人生の節目にふさわしい一品を選んでみてはいかがでしょうか。
百年木材オンラインショップでは、ご紹介した商品以外にも器やインテリア雑貨もご用意しております。
ぜひ御覧ください。