創立記念品を選ぶとき、「社員あるいは取引先にはどんな品が喜ばれるか」「税務上の扱いはどうなるのか」など、疑問が多いのではないでしょうか。
本記事では、創立記念品に関するよくある質問をわかりやすくQA形式で解説します。
たとえば給与課税の有無や勘定科目、のし・送付状のマナーなどをわかりやすくまとめました。
さらに後半では、取引先や従業員に喜ばれる名入れ木製インテリアもご紹介。
大切な節目を彩る記念品選びに、ぜひお役立てください。
創立記念品とは
企業や団体の創立記念品とは、創立記念日に取引先や従業員など日頃お世話になっている関係者へ、感謝の気持ちを込めて贈る特別な品です。
創立記念日は、これまでの歩みを振り返り、未来への結束を強める大切な節目の機会です。相手への感謝を形にするだけでなく、企業の姿勢を示す役割もあるのです。
贈り先によって適した品は異なります。たとえば、取引先には高級感のある実用品、従業員には日常で使えるアイテム、また社内展示用には、記念性の高い工芸品やトロフィーなどが選ばれる傾向にあります。
創立記念品に関するよくある疑問

創立記念品について「従業員に贈ると給与課税になるのか」「勘定科目は何になるのか」「のしや送付状は必要か」など、会計処理や贈答マナーに関する疑問が多く寄せられます。以下で順に整理していきましょう。
創立記念品は給与課税の対象になる?
従業員へ創立記念品を贈る際、一見贈答であっても給与課税の対象となる場合があります。国税庁は、現金や商品券、本人が自由に選べる記念品は給与として課税するとしています。
①記念品として相応しい内容
②処分見込みの価額が税抜き1万円以下
③5年以上の間隔で支給
という要件を満たせば、給与課税を免れるとしています。
税務上の判断は慎重を要するため、内容や頻度について税理士への確認をおすすめします。
創立記念品の勘定科目は?
会計上、創立記念品の勘定科目は贈る相手によって変わります。取引先など社外向けであれば「交際費」として処理するのが一般的です。
一方、従業員に贈る場合は福利厚生費として処理できるケースがあります。ただし、前章で解説した非課税要件を満たさない場合は給与扱いとなるため注意が必要です 。
さらに、役員への贈与は福利厚生費ではなく給与や役員賞与とみなされる可能性が高いとされています。対象者や金額によって処理が分かれるため、こちらも税理士に確認するのが安心です。
熨斗・のし紙は必要?
創立記念品を贈る際には、のし紙を用いることで贈答時の礼節を示せます。表書きには「創立〇周年記念」「祝〇周年」など、目的に応じた文言を、署名欄には会社名や代表者名を記載するのが一般的です。
水引は紅白蝶結びが正式な形式で、贈り先に応じて内のし・外のしの使い分けも行います 。のしを省略すること自体はマナー違反ではありませんが、フォーマルなシーンでは簡略化せずに、のしを添えることが望ましいです。
送付状は必要?
創立記念品を贈る際には、送付状や添え状を添えるのがビジネスにおいての礼儀です。贈り先に「創立の挨拶」や「感謝の言葉」を明記し、記念品の趣旨を丁寧に伝える役割を果たします。
特に取引先向けの場合には、宅配便の荷物だけで送らずに、送付状を添えることで丁寧な印象を与えられます。添え状がないと簡略すぎてせっかくの気持ちが伝わらず、失礼にあたることもありますので注意しましょう。
文面では「倒れる」「終わる」「切れる」など忌み言葉を避け、短く丁寧な挨拶文を心がけると良いでしょう。受け取った側が、お礼状などで返礼をするきっかけにもなります。
人気の創立記念品は?
創立記念品としては、お菓子の詰め合わせや和洋折衷の消耗品が手軽で親しみやすく喜ばれます。共同で分けやすいため従業員にも好評です。
長く使える記念品としては時計が定番で、特に木製の名入れ時計は温かみがあり、名入れ対応で愛着も深まるため法人ギフトに人気があります。
木の質感が感じられるインテリアとしての魅力も高く、実用性と記念性を兼ね備えた選択として注目されています。
創立記念品を選ぶポイント
創立記念品を選ぶ際は、まず「何を伝えたいか(感謝・社風)」を考え、自社らしさが感じられる品を選ぶことが重要です。
相手に日常的に使ってもらえる実用性や、高品質ながらさりげないロゴ・名入れも好印象を生みます。予算や配布対象に応じてバランスよく探しましょう。
贈る相手で選ぶ(取引先・従業員)
創立記念品は、贈り先によって好印象を与える品選びが変わります。取引先には、格式のある木製置時計や名入れ文具など、企業文化を象徴する高品質なアイテムが適しています。
一方、従業員には日常的に使えるタンブラーやモバイルバッテリーなどが喜ばれます。消耗品や実用品は、使用頻度が高く、感謝の気持ちが長く伝わりやすい点でもおすすめです。相手の立場や日常を想像して、心のこもった記念品を選びましょう。
価格帯の目安
創立記念品の予算は、贈り先によって基準が異なります。従業員向けには、1人あたり1,000円〜3,000円程度が一般的です。取引先や社外関係者への贈り物では、1人あたり3,000円〜5,000円程度を目安に選ぶ企業が多く見られます。
ただし、創立50周年など特別な節目や、長く残る高品質な記念品を贈りたい場合には、1万円前後の品を選ぶケースもあります。予算と記念品の性質を踏まえ、状況に応じて調整するのが望ましいでしょう。
名入れの有無
名入れ・刻印の有無は、記念品に特別感を加える重要な選択肢です。企業ロゴや会社名、創立周年の年次などをさりげなく刻むことで受け取る側の記念性が高まり、長く大切にされやすくなります。
名入れ対応の品は、文具・ボトル・時計・革小物など、幅広いジャンルから選べる場合が多く、多くの法人でも人気です。ただし、刻印代がかかるため、予算や納期と合わせて検討することが大切です。名入れを希望する場合は、小ロット対応や短納期が可能な業者への相談がおすすめです。
木製インテリアを創立記念品に選ぶ理由

木製インテリアは高級感と温かみを併せ持ち、創立記念品に最適です。無垢材は耐久性に優れ、長く使い続けられるため、持続可能でコストパフォーマンスにも優れます。
また、木目や質感が一点一点異なるため、世に一つだけの特別感が伝わります。名入れやロゴ刻印も映え、贈呈する企業の理念をさりげなく表現できます。
さらに、木材は使うほどに色艶が深まり、経年変化を楽しめるのも魅力です。創立記念日から年月を重ねるごとに味わいが増し、企業の歩みを象徴する存在となります。
また、適切な森林管理やFSC認証材を使えば、環境配慮の姿勢を示すCSRのアピールにもつながります。木製インテリアは、企業の「信頼・誠実・持続」を象徴する記念品として、多くの場面で選ばれています。
百年木材の創立記念品の事例紹介
オリジナリティのある贈り物として支持を集め、創立記念の節目にふさわしい記念品として注目されているのが、「百年木材」を使用した木製インテリアです。天然木ならではの風合いに加え、名入れやロゴ刻印も可能です。
樹齢100年以上の国産材を丁寧に加工し、企業の歴史と重みを伝える品に仕立てています。アロマウッドや一輪挿し、折敷などのインテリア小物から、大型家具や店舗看板まで幅広く対応可能です。実際に、応接室を彩るテーブルセットや、来客を迎える店舗看板の製作をご依頼いただいた事例もあります。
天然木ならではの温もりや存在感は、贈り物としてだけでなく、社内外の空間のシンボルとしても長く愛される価値を持ちます。
鏡餅

「百年木材」の創立記念品として代表的なアイテムが、樹齢100年以上の国産ヒノキを使用した木製の「鏡餅」です。縁起物としての意味を持ちつつ、木の温かみと香りが楽しめるインテリアアイテムとして人気を集めています。
企業ロゴや周年記念のメッセージ刻印が可能で、贈る相手に深い印象を残す記念品となります。これまでに100個、110個単位での受注実績もあり、法人向け大量発注にも対応できる体制が整っています。
<関連記事>法人・企業向け高級100周年記念品|百年木材のおすすめ商品を紹介

木製ノベルティ|オーダーメイド製作、小ロットも可能
アロマウッドやフリートレイ、折敷、カッティングボード、まな板、お皿など、日常で活躍する木製ノベルティを多彩にご用意。名入れやロゴ刻印の対応はもちろん、小ロットやオーダーメイドも可能です。用途やご希望に合わせたご提案も承っておりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
こちらのページ で事例紹介とお客様の声も掲載しております。ぜひあわせてご覧ください。
大切な節目の創立記念品なら百年木材
企業の創立記念という大切な節目には、年月を重ねた素材に想いを託す贈り物がふさわしいものです。百年木材は、樹齢100年以上の国産木材を使用し、重厚感と温かみを兼ね備えた記念品を提供しています。
名入れやロゴ刻印にも対応しており、企業の歩みや感謝の気持ちを形にできます。長く愛され、飾られる価値ある一品をお探しの方におすすめです。